古民家らしさはそのままに、
設備と間取りの工夫で居心地のいい住まい

古民家 岐阜県 Wさま邸

結婚を機に新築するか、お父様から引き継いた築90年の古民家をリフォームするか迷っておられたというW様。「すごい建物だからこれは絶対に残すべき」という奥様の意見もあり、代々住み継がれてきた家を再生する思いで古民家のリフォームを決意されました。
太い梁や柱、職人の細工が見事な建具など、古民家ならではの魅力がある反面、増築による段差や建物の劣化、断熱性、典型的な田の字型の間取りなど、改善すべき点も多く、大掛かりなリフォームになりました。
玄関を中心に西側は、リビングとダイニングキッチンのほか、バスルームなどの水まわりを配置。東側は寝室、子ども部屋などのプライベートスペースにしました。ほとんどの部屋は、あらわし梁にすることで、モダンで広々とした空間に。対照的に応接室も兼ねたリビングは建具と杉板天井を再利用し、あえて古民家の雰囲気を残しました。窓は複層ガラスで断熱性を高め、ダイニングキッチンは床暖房を採用するなど暖かく過ごせる工夫もしています。
古民家の良さを生かしながら、動線に配慮した間取りと収納たっぷりのキッチン、お手入れのしやすいバスルームやトイレなど、最新の設備で現代の生活スタイルに合った快適な住まいができました。

リフォームポイント

  • 古民家の魅力を残しつつ機能性を向上
  • システムキッチン、バスルーム、トイレ、床暖房などの設置で快適に
  • 天井は、あらわし梁で開放的な空間に
  • リビングは既存の杉板天井を再利用し、空間の変化を持たせた
  • 東西に渡る廊下を新設し、水まわりへの動線を確保
  • 玄関は来客用と家族用に分けて、来客用玄関からリビングに直結できる工夫

お施主様の声

コーヒーを飲みながら庭を眺めたり、ウッドデッキでバーベキューをしたり、家にいる時間が長くなりました。遊びに来た友人もみんな居心地がいいと言ってくれます。庭の手入れも楽しい時間になりました。

天井高を上げ開放感のあるダイニングキッチン。床暖房を設置するなど居心地の良さにこだわった。

もとは床の間だった部分に棚とカウンターを設置。書斎兼パソコンコーナーに。天井は窓に向かって曲線を描くようにデザイン。

縁側をダイニングに取り込むことで庭園を身近に感じられる。

リビングは、杉板天井や細工がほどこされた建具をそのまま利用し、古民家の雰囲気をより多く残した。

リビングから眺める庭園。ウッドデッキを増設し、庭を眺めたり、バーベキューも楽しめる。

キッチンはシンプルなアイランド型を採用。ダイニングに座るご主人と会話しながら料理もできる。

洗面ドレッシング横のカウンターは座ってゆっくり化粧ができると奥様お気に入り。二人並んで使える広さ。

ご主人念願のバステレビを設置。湯船につかりながら坪庭が眺められるように目線の位置に窓を設けている。

そうじがしやすいトイレを採用。シンプルな空間に梁がアクセントになっている。

向かって右を家族用、左が来客用の玄関。家族用の玄関奥にはシューズクロークと棚収納を備えた。来客用の玄関は彫り細工が美しい既存の建具を再利用。

ガルバリウム鋼板のブラックを使った外壁。

担当者の声

担当者の写真

当初は、新築もご検討されていたので、大壁造りの洋風のイメージでした。奥様から築90年の古民家の良さを残したいとのご要望で、今回のプランとなりました。床高が違う、柱の傾きがある、天井裏は開けてみないとわからない、など難易度の高い工事でしたが、古民家の良さと収納たっぷりの仕上がりにご満足いただけて、嬉しく思います。

大塚 純一郎(建設)、市川 博子(営業)

リフォームプラン

Before
リフォーム前の間取り図
After
リフォーム後の間取り図

Before

リフォーム前の写真

物件情報

都道府県
岐阜県
築年数
90年
家族構成
ご主人・奥さま
構造
木造

リフォーム概要

工事面積
165.27m²(49.99坪)
リフォーム費用
約2,600万円

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